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|原料調達

弊社の仕入れの特徴はその食材によって、仕入れ方にこだわっています。例えば、大間のマグロは大間で100本上がった場合、2本仙台・5本大阪・5本名古屋・残り88本豊洲という振り分けです。大間というブランドで仙台で2本だけ入荷の高値必須のマグロを追いかけるより、豊洲からより安価で良い品を仕入れできるルートを確立している点も弊社ならではのサービスです。

近年ブランドである金華鯖の水揚げ量が減少傾向にあり、脂の乗った鯖を仕入れるのは非常に困難を極めるために弊社では船または浜まで出向き、直接仕入れるという手段を行っております。北海道から三陸の前浜モノの魚も弊社独自の買い付けルートで飲食店様に直接卸すことも可能です。

現在は豊洲よりトラックを契約しており、都内店舗まで直送することで流通を更にスムーズにしました。できるだけ低コストで店舗まで直送できるシステムです。





■船会社との共同
長崎県平戸船籍の海外大型旋網船(マキアミセン)第81源福丸と専売契約を結ぶことにより優先的に冷凍マグロ・カツオ原料を仕入れています。水揚げ地の鹿児島県枕崎市・静岡県焼津市にてスキンレス状態の魚を商社・荷受・量販店に納品しています。洋上の船舶と頻繁に連絡を取ることにより、その時の魚の状態をヒヤリングして販売先との調整を行うことにより、良い状態の魚をご提供できるように努めております。




■刺身用船凍鯖プロジェクト
鯖は、そのまま生で召し上がるとアニサキスやヒスタミンのリスクが生じます。しかし活〆船内凍結により生食を可能とし、見た目も美しいお刺身でのご提供を可能にしております。脂が乗った金華鯖は刺身が一番美味しいと思い、ご協力いただける船会社を探しておりました。

長崎県平戸市の東洋漁業株式会社では、2016年より同じく農林水産業主導の「もうかる漁業補助制度」を利用し、第11源福丸を建造し、ブライン凍結刺身用鯖の試験製造を行っておりました。私(渥美)と源福丸との関係は漁撈長や機関長と旧牡鹿町谷川浜で同郷という縁から非常に懇意にさせていただいておりましたので、東洋漁業との取組を進めました。

その結果、ブライン船上凍結刺身用鯖の製品製造指導、選別指導を行ったことで、安全安心かつ順調に製造・販売することができました。

※刺身用船凍鯖プロジェクトは日本国内では弊社だけの技術です。




■石巻高鮮度鮮魚
毎朝、石巻魚市場のセリに出向きトロール船・旋網・定置網の鮮魚を買付鮮魚、冷凍原料の調達をしています。翌日届く鮮魚には、石巻高鮮度鮮魚と弊社規定を設け販売しています。




■豊洲生本マグロ
生本マグロは世界中のマグロが集まる豊洲市場より直送しています。集まるという観点から良いものも比較的安価になること。年間購入数量を契約することにより、価格を決め仕入れ販売をしています。


|冷凍食品

■成長分野への領域拡大
昨今、冷凍食品市場は成長しています。その背景にはアルコール急速冷凍などの新技術によるブレイクスルーがあります。当社でもこの新技術を駆使し「一人で食べる板前クオリティ」「おうちでちょっと贅沢」を目指し、冷凍刺身の開発提供を開始しています。「時間・場所にとらわれず、鮮度の良いものを鮮度の良いままで食す」冷凍刺身の新しい観点はこの点にあると考えます。

例えば、ほやという食材は水揚げ後、約7時間で臭みが出てしまうため、これまで刺身として広く使われてきませんでした。新技術ではこれを逆手に取り、水揚げ1時間以内にパックに閉じ込め急速冷凍します。これにより、ほやを水揚げ直後と同じ感覚で味わっていただくことが可能となり、従来では提供できなかった食べ方をお届けすることができるようになりました。

冷凍食品分野では、流通業様・組織小売業者様からご依頼を多数頂戴しております。特に多いのが寿司ネタのご要望です。すでに商品化できたものに留まらず、お取引様のニーズにお応えする商品開発に挑戦してまいります。


|自社加工場

■本社併設だから実現できる開発力
2022年10月、本社を仙台生鮮食品の一大物流拠点である仙台卸売市場隣の敷地に本社を移転し、念願だった自社工場を併設したことでスピード感のある製品開発、お客様ニーズへの対応が可能となりました。加工場内にはハイパック真空包装機・燻製機・超低温冷蔵庫などの最新鋭設備を導入し、日々変化していくお客様が求める製品・ご要望にお応えできる姿勢が整いました。

商談スペースの目の前で実際の加工が行われています。現場と膝を突き合わせ、試行錯誤しながら新たな価値を生み出していきます。